独身女性の老後の一人暮らしの資金設計を考える。
川淵FP川淵FP

今回は独身女性の年金や老後資金について考えてみましょう。

女性の年金、平均の受給額はどのくらい?

一生涯、独身で生きていく女性も増えました。

独身女性に老後の心配は大きな問題です。

 

女性の年金の平均受給額はどのくらいか見てみましょう。

厚生労働省年金局の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は月額で14万4903円、国民年金の平均受給額は月額5万5518円となっています。

 

ですが、在職時の納付月数や納付保険料によって差が出ますし、男性の方がやはり高い受給額となります。

男性の平均が16万5668円に対し、女性は10万3026円となっています。

 

10万円程度だと生活していくだけでもちょっと厳しいですよね。

頼れる人がいない分、若いうちからしっかり資産作りをしていかないといけません。

女性の老後の一人暮らしはいくらかかるか?

総務省統計局の家計調査(2019年7~9月)によると、65歳以上の女性の単身世帯の消費支出は、毎月151,208円となっています。

内訳は、食料品が約37000円、住居費が約13000円、水道光熱費が約11000円、家具・家事用品が約7800円、被服費等が約5000円、保健医療費が約10000円、交通・通信費が約15000円、教養・娯楽が約14000円、その他が約37000円となっています。

 

持ち家の方がほとんどのため、住居費が13000円程度しかありません。

単身の高齢女性になると、賃貸契約も難しくなってくるので、老後の住まいについては若いうちから計画しておく方がいいでしょう。

女性の老後資金はいくら必要か?

厚生年金だと毎月5万円程度、国民年金だと毎月10万円程度が不足してしまいます。

女性は男性に比べて長寿で年金額は低いため、しっかりした老後資金計画が必要です。

 

老後期間を65歳~90歳までの25年間とし、計算してみると、

  • 厚生年金で、5万円×12ヶ月×25年間=1500万円
  • 国民年金で、10万円×12ヶ月×25年間=3000万円

を準備しておく必要があるということです。

 

ちなみに、40歳女性が65歳まで25年間、毎月5万円を年利3%複利で積み立てていくと、65歳までに2000万円を作ることができます。

 

ですが、日々の生活費の他に、家電の買い替えや住まいの修理といったまとまった臨時出費も出てきます。

病院での医療や老人ホームの費用など、今後は人手不足が進むため、現在よりも費用がかかると思われます。

事前にチェックして、できるだけ余分に資金を準備するように設計しましょう。