

早めにリタイアして悠々自適な生活を送りたい、と思う人も多いと思います。優雅なリタイア後の生活を送るための方法を考えてみましょう。
アーリーリタイアとセミリタイアの違い
定年退職前に早めに退職して生活していくには、その生活を支えるためのお金が必要になります。
定年前のリタイアには大きく分けて二つあり、ひとつは資産や貯蓄を取り崩して生活していく「アーリーリタイア」というもので、もうひとつは資産や貯蓄の取り崩しの他に仕事での収入も生活の糧とする「セミリタイア」になります。
アーリーリタイアでは、毎日、趣味や遊びに時間を使えますが、ある程度の金融リテラシーがないと、日々減っていく資産に頭を悩ませることになります。
※ 金融リテラシーについては、金融庁がガイドブックを出していますので、参考にしてくださいね。
⇒ https://www.fsa.go.jp/teach/kyouiku.html
割増退職金をもらっての早期退職は本当にメリットがあるのか?
特に割り増しの退職金に得したつもりで早期退職してしまった人は、しっかり計画を立てないと、退職後の資金不足から悠々自適どころかお金のために再就職をすることにもなります。
再就職時には年齢も上がっていますから、早期退職前に比べると収入もダウンしてしまい、退職金の割り増し分など意味がなかった、という人も結構いるのも事実です。
たとえ再就職先が短時間の仕事で、毎日時間に余裕があったとしても、生活が厳しくて趣味や旅行が楽しめないのであれば、それはセミリタイアではありません。
自由な時間も楽しみ、仕事も楽しんでのセミリタイアです。
セミリタイアで失敗しないための必要な準備とは。
リタイア後も働いて収入を得たいのであれば、やはり現役時代から準備をしておく必要があります。
高齢になるにつれて体の自由も利かなくなってきますから、無理をしないで収入を得られる仕事は何か、楽しんで続けられる仕事は何か考えておきましょう。
資格が必要であれば、少しでも若いうちに取ってしまうことです。
退職後は時間がありますが、資格を取ろうとしても若い時のように頭には入ってきませんし、資格があるだけではお金にはなりません。
仕事として成り立たせるためにも早いうちから動いておく必要があります。
低金利が続く日本ですから、運用も大変なため、退職金の金額は減り続けています。
30年ほど昔は、十分な退職金と年金で、金融の知識などなくても悠々自適な老後の生活が送れたものですが、今の時代はそうはいきません。
早め早めにリタイア後の生活を考えるようにしましょう。