

株価変動の激しい年明けとなりました。投資をされている人は心配だったでしょうか。
失敗しない運用法でおすすめの分散投資のやり方は?
投資で必要なのは「分散」です。
できるだけ分散することで、リスクを小さくすることができます。
「分散」というと、商品や通貨の分散を思い立つ人が多いと思いますが、時間を分散させることも重要です。
時間を分散させるということは、タイミングをずらすことです。
例えば、退職金などまとまった大きな額を一度に投資してしまう場合、投資した時期に株価などの市場価格が高かったりしたら損ですよね。
「安い時に買って、高い時に売る。」が基本です。
商品を分けるだけでなく、投資の時期も分けていきましょう。
なかなか安い時なのか高い時なのかはわかりにくいですが、投資の時期をずらして買っていくことでリスクを減らすことができます。
積立投資は株価の変動に強い。
時間分散のメリットをうまく活かしているのが「積立投資」になります。
例えば、毎月3万円ずつ積み立てていくとすると、
- 株価が1,000円の時は、30株、
- 株価が3,000円の時は、10株、
と、価格が安い時はたくさん買えて、高い時は少しだけ買うことが可能です。
例えば、株価が急落した場合、「失敗した!」と考えて、せっかく続けた積立投資を止めてしまう人もいますが、
大きく下げた時期は実は大量に買うチャンスが来たことになります。
この積立投資は非常に効率的に買い続けることができるわけです。
これを「ドル・コスト平均法」といいいます。
積立投資は、複利の効果も得られますから、まとまったお金がなくても、毎月定額で投資積立てしていくことで大きな資産作りも可能になるのです。
初心者でも失敗しない積立投資。
積立投資を成功させるには、できるだけ長い期間続けることも大事です。
若い人ほど長期間の積立投資が可能になりますから有利です。
ただし、金利も重要です。
積立投資は複利効果も魅力ですが、金利が低すぎると複利効果が発揮できません。
例えば、毎月3万円を25年間積み立てていった場合、元金は900万円になります。
年利率0.1%で運用した場合、25年後には910万円ちょっと、となります。
25年も頑張って積み立てたのに、利息が10万円ちょっとでは寂しいですよね。
金利が低いこともリスク(インフレに勝てない)ですから、金利も意識した運用をしましょう。
公的年金だけでは老後資金には不足となりますから、積立投資をしっかりした将来の柱にしていきましょう。