残る60歳からの住宅ローンをどうするか?
川淵FP川淵FP

資産に余裕のある人でも住宅ローンを抱える人が多くなっていますが、新型コロナで住宅ローンを負担に感じる人もいるようです。

低金利なのに住宅ローンで苦しむわけ。

2020年10月のフラット35の金利は年1.3%前後です。(金融機関によって違います。)

私が住宅ローンを利用した時の金利は、年5%を超えていました。(かなり古い話ですね。(笑))

 

住宅ローンは金利が低いと負担は軽くなるはずなのに、(新型コロナが原因だけでなく)超低金利でも住宅ローンに悩む中高年は多いようです。

 

なお、私が利用した当時は住宅ローンの期間も最長で25年まででした。

 

今は35年ローンが主流ですね。

35年と延長になったのは、平成に入ってからです。

ちょうど金利が下がってきた頃ですね。

 

住宅ローンの期間が延びると、「毎月の返済額が軽くなる」というメリットもありますが、

重大なデメリットも二つあるのです。

 

1)総返済額が増える。

住宅ローンの返済期間が延びるほど総返済額は増えていきます。

つまり、支払う利息が増える、というものです。

せっかく低金利で住宅ローンを組んでも、住宅ローンの返済期間を延ばしたのでは意味がなくなってしまいます。

 

2)老後の負担が大きくなる。

住宅ローンの返済期間が延びると、完了時の年齢も遅くなります。

特に昨今は「晩婚化」もあり、住宅ローンを利用する年齢も上がってきています。

 

例えば、35歳で住宅ローンの返済が始まっても25年ローンだと60歳で完済します。

退職金などはそのまま老後の資金として利用できます。

ですが、40歳で35年の住宅ローンの返済をスタートさせると完済は75歳となります。

60歳時点でも1,000万円以上の残債を抱える人が多く、老後の負担となってしまいます。

退職金も低金利や終身雇用制度の崩壊で受け取れる金額も減っており、定年時での一括完済もなかなかできない状況です。

 

なぜ、住宅ローンの期間は延びるのか?

住宅ローンの返済期間はさらに延びてきています。

 

50年ローンというものが出てきたり、85歳までローンが組める金融機関もあります。

こうなると、もう一生涯住宅ローンを払い続けることになります。

 

なぜ、住宅ローンの返済期間は延びるのでしょうか?

金融機関の立場で考えてみましょう。

住宅ローンの返済期間が延びると、総返済額は増えます。

つまり、利息分を多く取れることになります。

さらに「変動金利型」だと、長い返済期間中に金利が上昇する可能性も出てきます。

そうなるとさらに総返済額は増えていきますね。

 

住宅ローンは完済しないと、家は自分のものにはなりません。

完済できないとなると、抵当権を実行されて家を取られてしまいます。

 

今は低金利とローンの長期化で、ワンランク上の家を手に入れやすくなっています。

本当に自分の身の丈に合った住まいかどうかも考えて住宅ローンを組まないと失敗します。

 

資産家でも住宅ローン控除を利用するために住宅ローンを組む。

住宅ローンがこれだけ低金利だと利用しないともったいない話です。

住宅ローンを組むと住宅ローン控除も利用できますから、さらにお得です。

 

また、持っている資産を住宅ローンよりも高い金利で運用できれば資産も増えていきます。

 

ただ、老後まで住宅ローンの返済がかかってくると負担になることもあります。

老後も事業などで収入が続くとか、それまでに大きくできた資産でローンを一括返済することができれば問題はありません。

 

もし、まとまった資金があれば、一括返済するよりも運用して利息や配当で住宅ローンを返済し続けることも可能です。

 

問題なのは、収入もない、まとまった資金もない、だけど住宅ローンだけは残る、といったケースです。

 

老後まで住宅ローンが残る場合は、一度返済計画を見直すようにしましょう。

ファイナンシャルプランナーの川淵ゆかりです。

(日本FP協会CFP・厚生労働省1級FP技能士)

「初心者でもわかりやすい、難しくない資産運用」をご提案しております。

 

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