人生の三大出費を制して人生100年時代を乗り切る。(その1)
川淵FP川淵FP

一生お金持ちで居続けるというのは、実は難しいものです。お金でつまづかないためのリスクポイントを考えてみましょう。

人生の三大出費は、住宅ローン・教育費・老後資金

人生でお金で失敗しやすいポイントは、

  • 住宅ローン
  • 教育費
  • 老後資金

の3つで、人生の三大出費人生の三大費用といわれています。

どれも金額が大きいので、マネープランをしっかりしないと人生の落とし穴になっちゃいます。

 

住宅ローンのシミュレーションで本当に行う計算とは?

住宅ローンを組む際は、「金利はどうだ」「審査は通るか?」「住宅ローン控除はどうだ」と一生懸命です。

住宅ローンは人生の三大資金の中で、おそらく一番最初に経験する大きな出費になります。

しかも大変長期にわたるため、慎重に計画しないと失敗します。

 

今はネットに情報があふれていますから、「ちゃんとシミュレーションしましたよ。」「複数のローンを返済総額まで比較しました。」とおっしゃる方も多くなりました。

ですが、いくらシミュレーションしても計算しても住宅ローンで失敗する人はいるんです。

ローンを組むと金融機関から毎月の返済計画表もちゃんともらえますが、失敗する人は失敗します。

 

シミュレーションしたり計算したりする所が違うんですよ。

 

住宅ローンを組むときは、ほとんどの人が教育費や老後資金とは無関係の時ですが、

本当にローンがキツくなってくるのは、こういった大きな出費と並行してしまう時期なんです。

 

もう少し細かく言うと、教育費はお子さんが大学生の頃、老後資金はその準備期間とリタイアした後になります。

多くのご家庭がご主人が50代の頃ではないでしょうか?

 

50代というと、役職定年で収入がダウンしてしまう人が多い時期です。

シニアと呼ばれ始める頃の高給取りは実はこういった給料カットの対象になりやすいものです。

ですから、住宅ローンの返済期間中に

  • 「支出が大きくなる時期はどこか」
  • 「収入が落ちそうな時期はどこか」

を考えて、その時期に返済できる金額でローンを組まないと失敗しちゃうんです。

 

マンションを買う人もいらっしゃるでしょうが、マンションで注意していただきたいのが、管理費と修繕積立金です。

どちらもそれぞれの平均が毎月1万円以上かかっています。

住宅ローン以外に支払いが必要ですから注意しましょう。

しかも、車を持っていると駐車場の代金もかかってきますね。

 

不動産を取得すると、固定資産税はもちろんですが、こういった負担も1年分を合計してみると結構大きな金額になってしまいます。

住宅ローンの計算だけでなく修繕積立金にも注意。

特に注意したいのが、マンションの修繕積立金です。

修繕積立金は毎年一定とは限りません。

マンションを買ったときはそれほどの金額ではなかったとしても、年数を経るにつれてアップしてしまうケースが多いものです。

 

修繕積立金が予想以上にアップする大きな理由は2つあります。

 

一つは、修繕のための職人さん不足による人件費アップや材料費アップです。

特に人件費は人口減少はこれからも進みますから、修繕費にかかる負担は大きくなっていきます。

 

もう一つは、修繕積立金の運用方法です。

国土交通省の「平成30年度マンション総合調査」によると、ほとんどが銀行の普通預金や定期預金への預け入れであるため、ほとんど利息が付きません。

つまり、人件費等を原因とする修繕費のアップに追いつかないのです。

 

修繕積立金は、最初から段階的にアップしていくことが決まっている「段階増額積立方式」を取られているものもありますので、購入時に必ず確認しておきましょう。