資産運用で失敗しない早期退職を考えよう!
川淵FP川淵FP

雇用延長がメディアで話題になる中、早期退職を希望する方も増えてきています。お金の面から早期退職を考えてみましょう。

50歳で1億円あればアーリーリタイアは可能か?

「アーリーリタイア」という言葉をよく聞くようになりました。

「アーリーリタイア」とは、ある程度の資産を作り、仕事を辞めて自由な生活を手に入れることです。

 

50歳で1億円を作ってしまった人などは、悠々自適の生活に憧れてアーリーリタイアも考えるでしょう。

ですが、1億円で本当に悠々自適な生活は手に入るのでしょうか?

 

簡単に計算してみましょう。

例えば、お小遣いも含めて毎月30万円ずつ使っていくとします。

1億円で何年持つのか?

1億円÷30万円÷12ヶ月=約28年です。

 

50歳から28年だと78歳ですね。。。

人生100年と言われる時代です。78歳で資金切れとなるとちょっと不安ですね。

 

ですが、リタイア後は年金受給もスタートしますから、年金の額によっては悠々自適の生活も夢ではないかもしれません。

ただ、50歳で厚生年金の納付を終わらせてしまうと年金保険料の納付期間が短くなりますから、年金の受給金額に大きな影響が出てきます。

 

年金のことも考えてリタイアの計画は立てないといけません。

 

アーリーリタイアでの必要資金を考える。

リタイア後は、食事も少量になってきたり、着るものにもそれほどお金をかけなくなってくるので、「贅沢しなければなんとかなるよ。」とおっしゃる人もいらっしゃいます。

 

ですが、リタイア後にまとまったお金がかかることも忘れてはいけません。

 

一番大きなお金は「住まい」にかかるお金です。

持ち家で住宅ローンも完済してしまえば問題ないと思いがちですが、家も傷んできますので、メンテナンスや修理にはかなりのお金がかかります。

また、老後に老人ホームに入居しようとする場合の費用も考えておかないといけません。(老人ホームもピンキリですね。)

 

日本は人口減少で人手も減ってきますから、将来の老人ホームの入居費用は今よりもかなり高額になるのではないか、と考えます。

老人の人口比率も高くなっていきますので、将来は老人ホームへ入居できるかどうかもわかりません。

 

いつまでも夫婦二人というわけにもいきません。

一人になった場合の住まい方も考えておきましょう。

老後の住まいについては、早いうちから計画して考えておく必要があります。

 

病気やケガにかかる費用も考えておかないといけませんね。

大きな病気をしたり、入院が長期になったりするとまとまったお金が必要です。

リタイア前に保険の見直しなどもしておきましょう。

 

他に、親や配偶者の介護、子どもの結婚費用や住宅取得費用の援助、孫の教育資金援助なども必要になる場合があります。

さらに、田舎などに移住する場合は利用できる交通機関が不便な場合がありますから、数年毎の自家用車の購入も考えないといけません。

 

資金が不足するようであれば、退職時期を延ばしたり、退職後に収入を得る方法なども考えたりするようにしましょう。

 

アーリーリタイアで失敗しないための資産運用は?

運用商品は限られますが、運用しながら取り崩すという方法もあります。

ちょっと計算してみましょう。

「資本回収係数」というものを使えば計算できますよ。

ググってシミュレーションしてみてください。

 

例えば、1億円を毎年2.5~3%で運用できるのであれば、毎月30万円を取り崩しても50年間持たせることができます。

大きな臨時出費を考えなければ、50歳でリタイアしても100歳まで大丈夫ですね!

 

ただし、日本はこれからさらに人口減少が加速していきます。

さらなる増税や社会保険料のアップは避けられないでしょうし、インフレもあると思います。

「長生きリスク」という言葉もあります。

色々なことを想定しながらアーリーリタイアは計画しましょう。