相続でモメないための相続対策と相続税の準備
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大きな遺産を相続した場合の相続税計算と、事前の対策を考えてみました。

1億円以上の遺産額の場合、相続税の計算結果は?

下記の例での相続税額を計算してみます。

例)親から(もう一方の親はすでに死亡)子ども二人(兄弟)へ相続が発生した場合。

  • 被相続人の配偶者:なし
  • 法定相続人:子(生存)2人(兄弟)
  • 遺産の配分額:50%ずつ

 

※ あくまでも現行の相続税法による計算になります。

遺産額が1億円程度であれば、それほど大きな金額にはなりませんから、「アパートを建てる」といったような無理な相続対策などは要らないと思います。

 

将来の相続を考えた資産運用シミュレーション

ただし、遺産額が大きかったり、「遺産が不動産だけ」といったような兄弟で分割できないようなものだったりした場合は、将来に向けて事前に現金資産を作っておくのがいいでしょう。

 

親からの贈与などを利用して、若いうちから毎月積み立てながら準備をしていきます。

例)20歳の子が、毎月8万円を25年間積立て、その後65歳まで運用した場合。

※ 積立総額(元金部分)は、2,400万円(8万円×12ヶ月×25年)となります。

 

★ 年平均4%運用の場合、

子が45歳の時点(積立て終了時)には、約4,000万円となります。

その後、運用を続けると、子が65歳の時点には、約8,800万円となります。

 

★ 年平均7%運用の場合、

子が45歳の時点(積立て終了時)には、約6,000万円となります。

その後、運用を続けると、子が65歳の時点には、約1億3,200万円となります。

 

毎月積み立ての場合は、ドルコスト平均法複利効果で、運用期間が長ければ長いほど大きく増やすことができます。

当然、実際の運用は変動しますので、運用結果はあくまでも目安となります。

なお、外貨で積み立てる場合は、為替リスクがあります。

 

資産運用についてはお問合せください。プラン作成いたします。

 

定期贈与(連年贈与)に注意

また、親からの贈与分については非課税分(年110万円)がありますが、「定期贈与」とみなされてしまうと、全額贈与税がかかってしまう場合があります。

 

ちなみに上記の例で、2,400万円すべてが「定期贈与」とみなされてしまった場合、贈与税額は895万円となってしまいます。(一般贈与で計算。)

贈与税は受け取った方(上記の例では子)が納税することになります。

 

ただし、上記の場合は、20歳の子が45歳まで積み立てていくケースでのご紹介ですので、お子さんご自身の収入からと親御さんからの贈与分を合わせての積み立てとなれば問題ないでしょう。

 

毎年、同じ時期に同じ金額を贈与してしまうと「定期贈与」とみなされかねないため、時期をずらしたり金額を変えたりといった工夫も必要になります。

詳しくは事前に税理士に相談するようにしてくださいね。

 

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